男性のクラミジア性尿道炎

男性のクラミジア性尿道炎性感染症はパートナーや配偶者との性的コミュニケーションがある場合、誰にでもかかる可能性があるもので、そういった行為に及ぶことを前提に交際をするのであれば知識として持っておかなければなりません。
男性は女性にくらべて性感染症に対する意識がやや低いと言われることも多く、性感染症にかかっていてもなかなか治療しなかったり、自分でも原因がわからず悩んでいる人も少なくありません。
そこでここでは性感染症の代表的な病気にあげられるクラミジア性尿道炎についてお話していきますので、現在パートナーや配偶者がいる男性はしっかりと頭に入れておいて欲しいと思います。

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▼ 目次

クラミジア性尿道炎とは

まずはじめにクラミジア性尿道炎とはどのような病気かと言うと、簡単に言えばクラミジアと呼ばれる菌による感染症で、これは自然感染することはありません。
感染経路としては性的なコミュニケーションによってのみ感染すると言われており、空気感染等その他の経路からかかる病気ではありませんから、性的コミュニケーションを持つ場合には必ず注意しなければなりません。

クラミジア性尿道炎に関する話題になるとよく「パートナーや配偶者としかセックスしていないにも関わらず感染した」、または「セックスしていないのに感染した」という声があがりますが、これは特別不思議なことではありません。
先ほどクラミジア性尿道炎は性的コミュニケーションでのみ感染すると言いましたが、クラミジアの菌はオーラルセックスやディープキスからの感染もありうるので、必ずしもセックスのみが感染経路ではないからです。
また、パートナーや配偶者としか性的コミュニケーションを取っていなくても、どちらかがクラミジア菌を持っていればそこが感染経路になりますので、もともと自分が持っていなくても相手が持っていればそこから感染してしまうことは十分考えられます。

感染の時期は分かりにくい

ただ、いつ感染したのかというのが分かりませんので、自分はパートナーや配偶者以外とセックスしていないのにクラミジア性尿道炎に感染したから、相手が浮気をしている!と疑うのは早計で、相手がかなり前から菌を持っていたにも関わらず自覚症状がなかったために気付かなかったということもあります。
ですからもっとも重要なのは性的コミュニケーションを取る相手と自分の両方がクラミジアの菌を持っていない状態にしておくことなので、定期的な性病の検査を行うことをおすすめします。
性病の検査を定期的に行うことは自分やパートナーを性感染症から守ることはもちろん、そこから感染経路を広げないことにも繋がりますので、やっておくことをおすすめします。

クラミジア性尿道炎の治療について

次にクラミジア性尿道炎の治療についてですが、男性の場合はまず泌尿器科にかかって検査をする必要があります。
性感染症の検査は血液検査か採尿検査で、その結果クラミジア性尿道炎が認められる場合は投薬による治療を進めていくのが一般的です。
投薬治療はだいたい2週間〜3週間程度継続し、その後再検査を行ってそのときの感染状況を確認します。
そこで無事クラミジアの菌がない状態が確認されれば、体内に菌がなくなったことになりますので、その後は注意して再感染しないように普段の生活から注意してください。

クラミジア性尿道炎は基本的に自然治癒することはありませんので、そのままにしていても治ることはありませんし、自覚症状が出たときにはかなり進行していることもありますので注意が必要です。
ほかの性感染症との合併性もありうるので、予防法としてはやはり定期的な性病検査が一番良いと思います。

症状が出ていれば保険適用可能

そしてクラミジア性尿道炎を治療するときの泌尿器科選びですが、これは一般的な泌尿器科やメンズクリニックと呼ばれるところでも行っており、保険適用で治療ができます。
ただ保険適用できるのはあくまでも「治療」を目的にしている場合なので、予防のための検査に関しては保険適用外と判断する医師もいます。
継続的に通っているところであれば、事情をくんでくれて保険適用による検査をしてくれるところも多いですから、普段からかかりつけ医を持っておくことをおすすめします。

泌尿器科を決めるときにはほかの診療科と同じように自分に合った治療をしてくれるところ、そして自分に合った医師がいるところを見つけることがポイントになります。
このあたりは実際に通ってみないと分からない部分ではありますが、最近ではインターネット上に医療系の専門サイトがたくさん開設されており、その中には診療科ごとにおすすめの病院・クリニックを探せる機能がついているところもあります。
また実際に利用した患者さんが院内の様子や医師、看護師、スタッフの対応や治療の進め方などを細かく口コミに書いてくれているサイトもありますし、評判を5段階評価でできるサイトもあるので、そういったところから病院の情報収集をしてみるといいでしょう。
良い医師に出会うことが最善の治療の第一歩になります。